12月の造形教室

「試行錯誤」


12月は年末にふさわしく、ピザを作ったりクッキーを焼いたり、ちょっとパーティーモード?のアトリエでした。


知人の陶芸作家さんが、天然酵母が一番膨らむ。と教えてくれたので、早速レーズンで酵母を作り、今回のピザ作りに使いました。


天然酵母はモチモチしっとりしていて、美味しい生地が出来ます。しかも酵母が育ってゆく様がなんとも楽しい!かわいい!菌ちゃん最高!!!


さてさて、取り乱してしまいましたが、課題の方はというと、版画やにじみ絵など、新しい技法に挑戦しました。


いつも、試作を作るのですが、私がやった時は上手くいったのになぜか上手くできない!!と言うことが往々にしてあります。


今回は、アルミ版画だったのですが、版の厚さは色々あり、大きい子は厚めがいいし、小さな子は、あまり握力のない子は薄めがよかったり。。

こっちは?と、版を変えてみることで素材の特徴や自分との相性、に気づきます。



版画用の絵の具を、絵の具とデンプン糊で行ったため、調合によって、上手くいくときといかないときの差がありました。


子供によっては一回でポイっとあきらめてしまいますが、何度も挑戦する子供もおり、そこで、色々試行錯誤したり、発見があります。その様子を見て、諦めた子も、興味を持ったりして。



(粘土でパンやさんを作ったクラスも、手足の作り方の発見がありました。後付けすると、どうしても取れやすい。。そこで胴体から引っ張り出して手足を作る。という技法、一人が発見し、みんなで共有してました。)



例えばハサミで上手く切れない時、意外とハサミを変えたら簡単に切れたり。

という経験は、先への道を作ります。


上手に完成するときばかりではないけれど、あれ?上手くいかないな。じゃあどうしよう?のその先へ進むアイデアが増えて行くことで、ものづくりへの意欲も増えて行くんじゃないかなあ。


と思うので、その意欲を育てるべく、私も日々、観察、研究、を怠らないようにしなくては!!!と粉骨しております。